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#7【強火要約】アクション リーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”

読書術
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たまには、エリートが書いたエリートな本を読んでみるのも一興。

著者の赤羽雄二さんは、東京大学→スタンフォード大学大学院→マッキンゼーに入社し、数々の事業を成功させてきたいわゆるエリートです。

彼の著作は全体的に読者への要求水準が高めで、生半可な気持ちで読むといろいろ嫌になってしまうこともあります。

今回はそんなエリートの書いた「読書術」の本を、できるだけ噛み砕き、クセの強い部分とか明らかに再現が難しいスキルなどを独断と偏見で省きちょうどいいヌルさに冷ましてお送りします。

読書の初心者は、この本はまだ買わなくていいです。もしこのブログを読んで「案外エリートもヌルいこと言ってんな」と感じた方だけ、ぜひ買って読んでみてください。

ひとことまとめ

この本を一言で言うと、

読書したいけど時間が無くて読書が出来ないという悩みに対して、
その原因となる考え方や間違った読書法を厳しめに指摘した上で
筆者が実践している具体的な読書方法を提案してくれる本です。

二行要約

この本の内容を二行でまとめると、

  • 本は「読んだだけ」では意味が無い。読む前に「何を学ぶか」を考えて、読んだあとに「どう行動を変えるか」を決めて実行せよ
  • 時間がないなら作れ、読まない本を買うな。時間がないなら速く読める方法を練習せよ

もう既にちょっぴり火力高めですね。
あまり鵜呑みにせずに、自分にとって取り入れやすい部分から、少しずつ味見するぐらいがちょうどいいです。あまり構えずに、無理せずいきましょう。

厳選ポイント3つ

読書との向き合い方、時間のとり方

解説

「読書しすぎ」に注意せよ
「読書は良いものだから、いくらでも読めば良い」という勘違いに注意

他の「読書術」の本にはあまり書かれない、「読みすぎるな」ということが言われています。

読んだだけでは現実は変わらない
たとえ1冊しか読んでいなくても、その1冊で行動を変えるほうが良い
逆に100冊読んでも何もしなければ意味はない
それは「読書に逃げて何かしている気になっているが、何もしていない状態」である。逃げるな。動け

だそうです。こわぁ。

ただこの人、学生時代にすでに1800冊読んだとか言ってます。
そりゃ、そこまで読んだら「新しいの読むより行動せい」という意見が出るのも頷けますね。

「時間が無くて読めない」という人へ

生活の中で、まず読書時間を確保することを優先してスケジューリングせよ。
優先順位を上げて、「読書時間に市民権を与える」ようにすべし。

スマホを切って読書の時間を作れ。1時間ぐらいあなたが音信不通になっても、世界は回る

うーーーーーん、真理!
そろそろ皆さんも、耳が痛くなってきましたかね。

生活への組み込み方は、人によってことなる

寝る前や、朝早起きして時間をとるなど、人によって時間を取りやすいタイミングがある。
無理なく続けられる時間帯を探せ。自分で。
30分で良いので、机に座って集中して読める時間を作れ。
毎日30分やれば、月に15時間の読書ができる。忙しくても、多くの人はこれぐらい出来るだろうやれ。

そう、こういうところです。この人の厳しいところ。
しかし強く反論もできない、火の玉ストレート・正論パンチですよね。

本の選び方、買い方

解説

本は鮮度が大事

本は「読みたい」と思ったときに1冊ずつ買え。積むな。
本屋で買い込んで「積む」のはNG。
買ったけれどまだ読んでいない本があるなら、それは要らない本である。
でも放置しておくよりは、パラパラと全体に薄く目を通す程度に見るほうがマシ。いいから早く開け

問題意識を持って本を選ぼう

問題意識は、関心ごと・悩みとも言い換えられる。

自分の問題意識(政治・健康・人間関係・お金など)にフィットした本を選択することで、
「この本を読みたい」という動機が生まれ、より深い学びを得ることができる。
問題意識の大小や、質は問わない。何か知りたいことや学びたいことに関連する本を選べ。

この考え方は、前回紹介した『アウトプット大全』で紹介されていた「選択的注意」と同じ原理です。
事前に自分が問題と感じていることを把握しておくことで、
それに関連する情報をキャッチしやすくなるという脳の仕組みを応用しているわけです。

#6【ルーツ紹介】学びを結果に変えるアウトプット大全
これは昨年(2022年)に読んだ本ですが、どうしても紹介したいので早めに取り上げます。紹介したい理由は、このブログが生まれたきっかけが、この本だからです。アウトプットの大切さを知り、実行に移している途中経過が、このブログでもあります。 本書...

読み方-ACTION READING

解説

受け身ではなく「攻めの読書」をせよ

読書は受け身ではなく、「攻め」の姿勢で読むべし。例えば以下のような心構えである。

  • 時間がないなら、時間を作る
  • 内容がぼんやりとしか入ってこないなら、「自分が知りたいことを事前に決めてから読む」
  • 読んだだけで終わってしまうなら、読み終わった瞬間に1個「行動」に落とし込む
なぜ、この本を手にとったのか?を考えよ

自分がなぜこの本を「読みたい」と思ったのか?を考えながら、答えを探すように読むことで、最も深く学びを得ることができる。
逆に、無目的に読むと学びの効果が大きく下がってしまう。
とりあえず読んでおく、なんてのはNGだ。

速く読み進める方法

読むのが遅いのが悩み?
それなら、いくつか実践的なコツを紹介する。いいからやれ

わからない所は戻らず、進む

多くの本は1回読めばわかるように書かれている。1回で理解するつもりで読もう。

わからないところがあったら、戻るより進んだほうがわかることが多いし、速く読み終わる。

それでもわからないなら、その本書き方が悪いか、あなたに合っていない本だ。

読みながらノート、メモは取らない

途中でメモを取ると、メモを取るために集中が切れてしまう

さらにメモをとったことで満足してしまい、頭に入らない。読むことに集中しよう。

読み終わったら、ノートに書き出す

途中にはメモを書いてはいけないが、代わりに読み終わったらすぐに書き出すようにしよう

  • 「この本は結局何を言っていたのか」
  • 「どういった学びを得られたか」
  • 「この本を人に紹介するならどのように紹介するか」
    など、テーマはなんでもいい。

思いつくまま、思い出した順に、勢いよく、メモを書こう。
多少理解が間違っていても良い。とにかく記憶を頼りに書き出そう。

勢いが大切なので、本をもう一度開いて該当箇所を探したりしないで、記憶を頼りに書くのだ。

総括:これからの行動1個

本は買い込まない

わたし自身、Kindleのセールなんかがあるとついつい「まとめ買い」をしてしまうことがあります。

それなりに安くなったりポイントがついたりしてお得なのですが、
鮮度が落ちると、読むモチベーションが下がっているというのは、よくある話です。

現在積ん読している書籍たちをクリアしたら、
一旦「まとめ買い」をやめて「都度買い」に徹し、
新鮮なうちに読み切るサイクルを作りたい所存です。

あと語り

いやぁ。すごい勢いでしたね。
今回はあえて雰囲気を共有するために「命令形」で書いてみました。
本書内では「です・ます調」で書かれてはいるのですが、命令形ぐらい圧がある本なんですよね。

繰り返しますが、本書の著者である赤羽雄二(あかばゆうじ)さんはいわゆる「エリート」の人で、複数の著作で一貫してストイックなメソッドを示している方です。

有名なのは「ゼロ秒思考」という本で、こちらも内容はとても勉強になって良いのですが、
いかんせん「デキル人」感がもりもり出ているうえ、「俺のやり方を勝手にカスタマイズするな。言う通りにやれ(意訳)」的なことも書かれていて、人によっては合わないと思われます。

赤羽さんの本を読む時はとくに、「書いてあることを全部実践しなくていい。全部理解しなくていい」というスタンスで読むことをおすすめします。いや、「全部やれ、全部だ。」とか書いてあるんですけど気にしなくていいです。あなたの読書はあなたのための行動です。一番はあなたが「読書を嫌いにならないこと」です。

まぁそんなわけで、「最初に読む1冊」にするにはちょっと厳しめで、「読書をこれから初めてみようと思って日が浅い方」などにあまり向かない、ある意味難しい部類の本になっています。

いつもであれば、「ぜひ買って読んでみてください」と言うところですが、
今回に関してはこの記事だけでだいたい把握していただければOKです。
もっと直接的にこの著者の言葉を受け取る準備が出来たら、読んでみるのをオススメします。

ちなみにわたし自身は、この著者の本を読むのは好きですし、実際に取り入れていることも沢山あります。ので、書いてあることは有益です。ただしちょっと厳しい
今回取り除いた部分には、もっと具体的で実践的だけど「それはちょっとしんどいよ」という方法も沢山紹介されています。興味が湧いたらどうぞ。

以上、厳しさを取り除いて、真ん中の部分だけ取り出してみた記事でした。
それでもちょっと、ピリ辛でしたよね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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